フランスGP

というわけで、最近はまり気味のF1について書いてみようと思う。
といっても、大した知識があるわけではないのでそのつもりでお願いしたい。


今回のレースの舞台はフランスのマニクールサーキット。
抜きどころの少ないコースとされている。
前回のアメリカGPで見事日本人最高位タイの3位表彰台を獲得した佐藤琢磨のレースに期待がかかった。


が、しかし佐藤琢磨は1回目のピットイン直後車体後方から白煙を上げリタイア。
今シーズンの琢磨はエンジントラブルでのリタイアが非常に多く、なんとも運のない形だ。
そのままレースは進み、各車3回目のピットインの時にそれは起こった。
まだ20周程度あるにもかかわらず、シューマッハが6秒に満たないピットタイムで出て行ったのだ。
流石に6秒のピットストップでは20周は走り抜けない。
解説の右京氏も「まだガソリンに余裕があって追加しただけでは?」みたいなことを
言っていたが、真相は違った。
なんと4ストップ作戦だったのだ。


この掟破りの4ストップ作戦で見事前を行くアロンソをかわしたシューマッハがトップでゴールインし、
2着にアロンソ。3着にはずっとトゥルーリが走っていたのだが、ラスト1周で軽いミスをし、
そこを後ろのバリチェロにつかれて、結果バリチェロが3着。
終わってみればいつもの通りフェラーリの二人が表彰台に上っていたが、
いろんな意味で見所のあるレースだったと思う。


さて、次はイギリスのシルバーストーンサーキットだ。
ここは佐藤琢磨が「第2の故郷」というだけあって得意としているので、*1期待が持てるが、
イギリスまでの短い期間の中で、エンジンの信頼性をどれだけ上げられるかが勝負だろう。
10戦9勝のミハエル・シューマッハで今シーズンは決まりそうな気配だが、
我々日本人には佐藤琢磨という楽しみがある。
シーズンはまだまだ中盤戦。
今後の琢磨にはよりいっそう注目していきたい。

*1:琢磨はF3時代にここで優勝している